どうも、アヘバス管理人です。
プロフィールで助兵衛な曲をかけるのが生きがいと記していることもあり、自分で言うのも何ですが、アニクラでおしゃれな楽曲、原曲や横ノリ系のものをそこそこに使っている事に価値を見出してくださっている方がいらっしゃると思います。
と、言うわけで普段自分が取り扱っているジャンルがどんなジャンルか、どうしてチョイスするのかを伝えていきたいと思います。
アニソンはジャンルではない
インターネットのこんな辺境に来ている勤勉な読者諸君は恐らく、知っていると思いますが前置きとしてアニソン=ジャンルのことではないことをこのブログでも明記しておきます。
アニソンとはアニメの作中で流れる曲というタグであり、音楽ジャンルとして用いるにはあまりにも様式が多様化しすぎるので、アニソンの中でもどんな音楽なのか、これがジャンルということになってきます。
音楽ジャンルとは
音ゲー出身者なら曲名の上についている小さな英語。
ナタリーやはてなブログ等の音楽レビュー記事で書面をびっしり覆っているカタカナ語やアルファベットでずらりと並べられたよくわからない表記があると思います。
よくわからないけど音楽を語る上で修飾、分類の役割を果たしているアルファベットやカタカナ語で書かれたものが音楽ジャンルになります。
音楽ジャンルに内包された意味
例えば、大項目としてロックというジャンルがあります。
ロックとは、(交響曲等の大編成の室内音楽と比較して)少人数で演奏を行う軽音楽の一種で、使われている楽器は、ギター、ベースギター、ドラムに加えてキーボードが入ってくることもある。そして、ロックというジャンル発足当時には反体制的なメッセージが込められたソングライティングが多く結果としてサウンドの方向性としてもその当時としては過激で迫力のあるサウンド作りの手法が取られている。背景には――
という情報が特定の音楽ジャンル、それもそのジャンルの大枠、基本的な指針を示す「ロック」という単語の中に内包されています。
音楽ライターの方々はインタビューやバンドの成り立ち等を元にこういった音楽ジャンルに内包されているキーワードを開いたり解いたりして文章自体に厚みをもたせていくわけです。
そして、このようなレビュー記事でジャンルの表記を見た時に
- 曲が好きになる
- 似た系統の曲をDJで使いたくなる
- ジャンルを元に曲を掘っていく
という一連のサイクルが生まれるわけです。
アーティスト単位で楽曲を集めても問題はないのですが、DJとして扱う楽曲の広がりを生み出すのは難しいので、今まで集め方が良くわかってなかった人はこういう手法を取って好きなものを手にしているということを知って頂ければと思います。
ジャンルがわかると曲を聞かなくても雰囲気がわかる
音楽ジャンルという分類方法が生まれた経緯としてはレコード会社が音源を売りたいという思惑が少なからず絡んでいます。
と言うことで音楽ジャンルを知ると自分の求めているサウンドと購買行動のミスマッチがある程度少なくなると言い換えても間違いではないでしょう。
例えば、ギターの音がする激しい楽曲を聞きたいのであれば、先程の説明で「ロック」というジャンルの楽曲を探せば何となく想像しているような楽曲が見つかりそうな予感がしますし、実際その通り数々のギターをかき鳴らす音を耳にしていくことでしょう。
そして人間は結構学習能力が高いので、そのジャンルのあ代表曲を数曲聞くとある程度のそのジャンルの傾向がつかめるというわけですね。
私の主観でにおしゃれだと思われるジャンル
さて、ここからが本題。
アヘ顔バッドギークではかなり珍しく、かなり主観的な話をいたします。
私自身がおしゃれだと感じるジャンルを大項目と小項目に分けて伝えます。
R&B
2019年リバイバルが期待されているおしゃれジャンル。
ブラックミュージックは境界が曖昧になりがちなので断定するのは私としても避けたいところであるが、ゴスペル、ジャズ、ブルース等をルーツに発展してきた1940年代の大衆歌謡の事を指します。
R&Bのカテゴライズは容易ではないですが、便宜上リズム感が強く、ゆったりとした店舗でやや物悲しい雰囲気の進行であればR&Bであると言うことができると思います。
ただし、現状のR&Bの認識は解釈の違いやリリース年代で類似ジャンルのソウルやR&Bがモダナイズされたアーバンミュージック等が混ざった状態で一緒くたにしてR&Bと述べる他ない状態です。
いわゆる生音版のEDM(EDMも分類をするとキリがないくらい広い範囲をカバーしているジャンル名の象徴であり、ミソクソ一緒やけど、ここにカテゴライズすると売れる!)みたいな感じなので、安易に吹聴するのは自身の浅学を晒すことにもなりかねません。
他人にどうこう言うのはやめましょう。
さて、前置きが長くなりましたがおすすめはこの3つ
キャロル&チューズデイ Kiss Me
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風ED Freak`n you
笑ゥせぇるすまん Don`t
このあたりが本格的なR&Bかなと言う印象です。(Don‘tに関してはどちらかと言えばカントリー的な要素の方が強い気もしますが)
上げすぎたBPMをハーフで落としたり、アニソンでラウンジを務める場合は有効でしょう。
ディスコ
かつて若いながらにもディスコイベントのオーガナイズをしていたこともあり、結構思い入れのあるジャンルです。
こちらもルーツにブラックミュージックを構えるジャンルであり、1980年台に勃興したジャンルです。ファンクやソウルよりも明るくポップでシンセの音が入ってくるとディスコと言うくくり方をされがちだと思います。
こちらも前述のR&B同様、細分化したブラックミュージックを大きくくくる1つのジャンルであります。聞いただけで気持ちが高揚するダンサブルなビートと華やかなホーン・セクションやリードシンセが特徴的です。
おすすめは死ぬほどあるのですが、3つに絞ります
マクロスΔ ルンがピカッと光ったら
魔法陣グルグル 流星ダンスフロア
スペース☆ダンディ ビバナミダ
アニソン×ディスコチューンは掘れば掘るほど手応えが出てきます。EDでダンスシーンなんかあればディスコは使いやすいので。
ややメタ的な話をすると、爆発させすぎてフロアの収集がつかなくなった際の中盤の手堅い回収、テンションキープ等の役割はもちろん、紹介したこれらのアンセムはシンガロンさせやすいので、展開次第ではもうひと花火という使い方もできます。
ディスコDJを制するものが、ライト層向けのアニソンDJを制すると言っても過言ではないのではないでしょうか。
ハウス
ミックスの基礎にして原点みたいなジャンル。全部が全部そうとは言わないですが、きらびやかなホーン・セクション、輪郭がくっきりとしたキック、こと歌モノにおいては艶やかなボーカルが特徴的な音楽ジャンルです。
BPM120~130くらいで1小節の間でこのような特徴が当てはまればだいたいハウスです。
また、キックが4つ並んでいることからハウスやテクノの事を総称して4つ打ちとも呼ばれています。アニソンDJにおいても4つ打ちという表現はよく使われるので覚えておいて損はないでしょう。
クラブミュージックの元祖であり、アニソン原曲でハウスとなると華やかな楽曲が多くなります。Remixも積極的に制作されているジャンルなのでぜひ探してみてほしい。おすすめがあったらツイッターでこっそり教えてほしいです。
無限のリヴァイアス dis
少女週末旅行 More one Night
カードキャプターさくら Catch you Catch me
ちょっと年代に偏りがありますが、可能な限りプリミティブな雰囲気のハウス系アニソン原曲を紹介してみました。
これもメタ的な話をすると、音色をディスコのような生音系に振るか、EDMのようなエレクトロ系に振っていくかの選択肢の広がりにつながるので、迷ったらハウスで読みというのはありだと思います。
ジャズ
ブラックミュージックの基幹というかルーツに近いジャンルです。ピアノ、金管、ベース、ドラム、たまにギターが入ってきます。
リズム感が独特で非常に繋ぎにくいですが、このリズム感がジャズをジャズたらしめているといっても過言ではないので、上手につなげたら恐らく無敵でしょう。
アニソンタイアップだと紹介するまでもないくらい有名な曲しかないのである意味では机上の空論です。
なので、狙い目としてはジャズそのものに分類されるジャンルの曲を使うよりかはジャズをベースにしたバンドサウンド、ヒップホップ、ハウスミュージックを見つけてくるのが折衷案になってくるかなぁと感じます。
そのためにもこれぞジャズ!みたいな感じの曲を3つ紹介
カウボーイ・ビバップ Tank!
ガドガード Boomerang Boogie~南風堂の叔父さん~
機動戦士ガンダムサンダーボルト・メインテーマ用
あれだけ偉そうにメタの話を解説しましたが、ジャズは上手につなげません…逆にどうしたら上手につなげるのでしょう。誰か教えてください。
おわりに
とりあえず2019年でも十分オシャレ枠で通用するジャンルを4つ上げてみました。
どの曲もアンセムなので、あんまり参考にならないという声が聞こえそうですが、ジャズの項でも申し上げた通り、基本や王道を知ることが到達点への近道になります。
このテーマでもいくつか書いていきますので、読んでくださると嬉しいです。また遊びに来てください。