どうも、アヘバス管理人です。
今回は過去2回行ったディスコDJの記録を元にミックスをとってみたので紹介したいと思います。
感想としてディスコはまだまだ分からないので、現状探った感じのメモを残しておきます。
詳しくないジャンルでDJする時のやり方
恐らく2024年にディスコDJをこれから始める人間はほぼいないと思いますが、他ジャンルでも応用が効く技だと思います。
感覚でやれるうちは感覚でやればいいのですが、感覚で詰まったら文献を当たりましょう。
文献と言うと大袈裟に聞こえるかも知れませんが、要するにブログやラジオやYoutube程度でとりあえずは大丈夫です。
水が向いていたらもっと深く潜っていくようになりますので。
文献を辿る際に意識をするのはひとまず大まかに2種類あります。
1つは文化の文脈的な事、流行ったアーティストは誰で、どう言う音楽の前後に趨勢があって、どんな人達が聞いていたのかと言う事です。曲を見つける際にディグに展開が必要な事がありますので、トラックリストを膨らませるときに必要な思考法になります。
もう1つは音楽の形態、ディスコミュージックであれば、バンドなのか、それとも電子音楽なのか、bpmがどの程度なのかと言う事の定義を定める事です。タイムレスな基準になるので、新しい曲を見つける時は勿論、曲を捨てる時に役に立ちます。
クラブでディスコDJを行うのであれば音楽の形態論だけで成立するかも知れません。時代や文脈を無視すると、空間としてのディスコ……アニソンDJで言うところの現場感や空気感、選曲の説得力が薄くなると思います。
逆に説得力の話にフォーカスすれば、アニソンやEDMと同様、オムニバスCDのヒット曲を片っ端からかけていけば成立します。ヒットを打ち立てたものはすべからく偉大なわけですから。
ただ、そればっかりだと何者かになりたくて音楽をやってるはずなのに何者にもなれない自分にぶち当たるわけで、他者と自己の塩梅を探っていく事がDJの醍醐味なのではないでしょうか。
トラックリストとミックスクラウドリンク
ソングレビュー
marline/ESP (SINGLE VERSION)
私の出自はアニソンDJなので、ディスコはまだ名乗れないのであくまでお遊びということを提示しなくてはならないと思い、マリーンのESP。
マクロス82-99の82-99FMのサンプリング元ネタで、日本の外国人タレントの曲です。
どちらかと言えばシティポップやAORの文脈でディスコではない所からスタート。
Klique/I can't shake this feeling
ちゃんと勝負する気ならここからスタートするのが良かったのかも知れない。
LA発3人組バンド Kliqueの数少ないヒット曲 I Can't shake this feeling
1982年発表のR&Bの走りのような楽曲で、正統派のダンスクラシック的なリズムセクションにリードシンセとストリングスの美しいハーモニーが良いのですが、これが凡作的な評価をされる80年代の恐ろしさ。どんな時代だよ。
なお、同年のヒットはオリビアニュートンジョン/physicalやヒューマンリーグのDon't you want meと言う事を考えると、多分生バンド系で踊ってるのはもう10歳くらい上、そうなってくると今ディスコで踊りたい人にはまず刺さらないって事なんでしょう。もう少し80年代のレンジに振らないと土台勝負にならないのかなぁ…でもそれって私がやることなのかなぁとか思ったりもします。
George Duke/Shine On
1982年リリース、Dream on収録の快作。
キーボティスト/マルチプレイヤーであるジョージデュークのシャインオン。
ディスコブーム後期ということもあり、やっぱりあれですねサウンド的にはアーバンやブラック・コンテンポラリー的な印象で、ど真ん中ではないかなって感じですね。
ジャズ界隈からファンク、ソウル、そしてこちらのアルバムは全編ポップなディスコと言う事で日本でも大ヒットし、渋谷公会堂でコンサートを行うなど大変人気でしたが、本国ではあまりヒットしなかったようです。
Bobby Thurston/Check Out the Groove
1980年リリース。ワシントンD.C.出身のソウルシンガー、ボビーサーストンのディスコクラシック。
ディスコブームの後期に差し掛かり、いい曲なのは間違い無いのですが、ソングレビューや歌手に対する情報が落ちて無さすぎるので、あっさりで失礼。
Brother's Johnson/Stomp!
スラップベースで有名なベーシストと言えば、RedHotChiliPeppersのフリー、ラリーグラハム、そしてサンダーサムこと、ルイスジョンソン。
その彼が兄弟で組んだバンドの最も有名な曲がこのStomp!
ストリングスワークがなんとなく愛のコリーダっぽいよなぁとぼんやり思ってると、収録アルバムはクインシージョーンズがプロデュースしてるようです。
ダンスクラシックではあるものの、現代ポップスのように展開が早く、ショートミックスで雰囲気をガラッと変える事もできるので、本当便利。困った時はサンダーサムを頼りましょう。
リリースは1980年。ビルボードの年間ヒットチャートはブロンディのコールミー、ピンク・フロイドのアナザーブリックインザウォールと言ったロック系のヒットが目立つ印象です。
Culture Club/Time
イギリスのバンド、カルチャークラブのヒット曲 Time。
お客さんのリクエストに応える形で組み込んでみました。
カルチャークラブはデュランデュランと双璧をなすニューロマンティック…今で言うV系のご先祖のようなバンドで、ビジュアルや世界観重視で、サウンド面で言えばどちらかと言えばロックやポップの文脈だと認識してます。
現場で受け入れられていたなら文脈はガン無視でも盛り上がるあたり、ディスコやアニソンといったポップスDJは基本的にバーリートゥードなので、緻密さや厳密さを時には大胆に崩すそういう覚悟がいることを教えてくれます。
Sister sledge/He's Greatest Dancer
無理矢理捩じ込んだTimeをディスコに引き戻すためにニューロマンティックの諸兄等がサウンド面でリファレンスにしたとも言われているシスタースレッジ、そして、そのヒット曲He's Greatest Dancerをセレクト。
CHICのギタリスト、ナイルロジャースと同バンドベーシスト、バーナードエドワーズが女性版ジャクソン5としてプロデュースした4人姉妹のグループなので実質CHICです。
リリースは1979年。後述のダンハートマン、ドナサマー等、ディスコサウンドが成熟した年になるのかもしれません。
donna summer/Bad Girls
1979年発表、ディスコクイーンドナ・サマーマスターピースBadGirls(邦題 華麗なる誘惑)より表題曲。
本邦におけるドナ・サマーといえばホットスタッフで、まぁ間違いなくディスコDJにおけるTier1(使いやすく、どこからでも差し込みやすい)ですが、では定番曲以外のTier2やTier3は?という疑問が浮かんでくるのも必然。
前曲からのコンビネーションでロングミックス的なアプローチ。
ポップスではなかなか使うことがないテクニックなのでうまいことできているかどうかの判断がつかないですが、楽しいです。
Hamilton Bohannon/Let's start the dance
1978年リリース、モータウンのドラマーとして活躍したボハノンの不朽の名作。
ひたすらにグルーヴィーでめっちゃいい曲です。ただ、結局のところはイベント内では歌ものでない事、前2曲の流れで掴みきれなかった事からかけませんでした。
ミックス録るにあたってはそんな事は関係ないのでぶち込んでおきます。
なお、1978年は前年に公開されたサタデーナイトフィーバーの影響でビルボード年間チャートのほとんどがビージーズに席巻されている状態。(アースのセプテンバーもこの年ですが、リリースが11月)日本におけるディスコの夜明けもサタデーナイトフィーバーの日本公開に合わせて現れたという事なので、ボハノンのこの曲は言うなれば月であるという事なのでしょう。
Loleatta Holloway/Love Sensation
1980年発表、ロリータハラウェイのラブセンセーション。
作曲はダンハートマン。後述のリライト・マイ・ファイヤでも披露しているソウルフルな歌声が非常に特徴的な歌手で様々な曲で彼女の歌声はサンプリングされているとの事。
もう1つ余談ですが、ダン・ハートマンの曲はなんか全部つなぐのがなんとなく難しいような気がします。
Dan hartman/Relight my fire
まごう事なきTire1。1979年発表ダン・ハートマンのリライト・マイ・ファイヤ。プロデューサー繋ぎでフロアを強火にかける狙いです。
12インチのディスコミックス版をかけてます。ボハノンやバッドガールからならディスコミックスの方が繋ぎやすいし、ポップスの文脈でショートミックスするならラジオエディットが使いやすいと思います。
BeeGees/You Should Be Dancing
1976年リリース。ハゲとロン毛がただ歩くだけのmv、ステインアライブでお馴染みビージーズのYou Should Be Dancing。
アメリカにおける第二次ディスコブームの火付け役となったサタデーナイトフィーバーの劇中歌で、冒頭でジョントラボルタがこの曲に合わせて踊るのがまぁとにかくかっこいいですね。
ちなみに日本に上陸したのが1979年で、この映画のヒットをきっかけに日本でも本格的なディスコブームが幕を開ける事になりますが、アメリカではこの翌年あたりからディスコブームに陰りが見え始め、流行の距離と時間について考えさせられます。
Flanky Goes to Hollywood/Relax
30代の私で言うとココリコミラクルダイブのopでお馴染み1984年リリース フランキーゴーズトゥハリウッドのリラックス。
事前にもらってたリクエストでセレクト。
第二次ブリディッシュ・インヴェイジョンの波に乗り、めちゃくちゃヒットしましたが、まぁMVが衝撃的すぎて、BBCやNHKといった公共放送では放送禁止になっております。今の炎上商法の走りみたいなもんです。
1984年のヒットは本当に真ん中の80's pop。想像する80年代が詰まっており、カルチャークラブ、デュラン・デュランと言ったニューロマンティックと、ゴーストバスターズやフットルースといった映画の劇伴もトップチャートに入ってきています。
Queen/Another one bite the dust
1982年リリース。
伝説的ロックバンド、クィーンがディスコをやったら思った以上に売れちゃった異世界転生楽曲、ジョジョの第4部の必殺技名や千原ジュニアの座王でお馴染みAnother one bite the dust。
ベースラインとビートだけの渋い構成から段々とクイーンらしさが乗っかってくる意欲作で、同時にシングルカットになるくらいヒットしています。この柔軟さがクイーンの魅力なのでしょう。
Michael Jackson/Billie Jean
そんなAnother one bites the dustをシングルカットするように助言したのは先程Stomp!の項でも言及した名プロデューサー、クィンシージョーンズ。
そして、彼最大の功績といえばマイケルジャクソンのタレントを不動のものに位置付けたアルバム「スリラー」その中でも歴代1位のヒット曲、ビリージーンでしょう。
黒いジャケットに身を包み、ムーンウォークはじめ圧巻のダンスパフォーマンスは何度見てもかっこいいです!
1982年リリースでアルバム売り上げはギネス記録保持。
有名曲の宿命として繋ぎにくい所が難点です。どこを聞いても聞かせどころしかないので、切り取りにくいです。
Mark Ronson/uptown funk ft.Bruno Mars
2014年リリース。
佳境に入ってきたところで、マークロンソンとブルーノマーズのマスターピース、アップダウン・ファンク。
後述するGet Luckyが2013年でディスコリバイバル元年なんて言われてその翌年にこのファンキーチューンをリリース。
この曲までのブルーノマーズの印象はピアノバラードで愛を歌う人って言う印象でしたが、本人はUnorthodox Jukebox収録のTreasure(mvがもろアースウィンド&ファイヤ)みたいな音楽がやりたいと言う事で事務所を移籍し、2016年に24k magicをリリースした事でスターの座を欲しいままにしています。
Daft punk/Get Lucky feat.Pharrell Williams
2013年リリース。EDMがマーケットを食い尽くし、マスの音楽からやがて個人的な音楽へと収束していく中で、2000年エレクトロの最前線を走ってきたダフト・パンクが自身のルーツを見直すような内省的なアルバムRandom Access Memory'sを制作。
アルバム発表よりも先に18枚目のシングルとしてカットされたこの曲はディスコリバイバルを決定的にしたと評価されており、メンバーもギターはナイル・ロジャース、ベースはネイサン・イースト、ドラムはオマー・ハキム、ボーカルはファレル・ウィリアムズという事で好きなファンク、ディスコ、ジャズ、フュージョンのミュージシャンで打線組んでみたみたいなメンバーで録られています。
この曲を聴いていなければ多分こんな遊びに真剣になっていなかったとさえ言えるそういう曲ですね。
Geraldine Hunt/Can't Fake the Feeling
1980年リリース。
ストリングス、カッティングギター、ソウルフルな女性ボーカルと好きなディスコてんこ盛りみたいな曲ですね。
1980年リリースの割にかなり上モノが前にプッシュされていて音使いが新しいと言うか、今のディスコチューンっぽい感じがします。
DJやレコード屋さんからの評価が高く、ガラージ(2stepやuk garageではなく、パラダイスガラージで流れてそうなガラージディスコ)やカールコックスが2021年にリワークしたりと玉虫色の光を秘めたそんな曲です。
Earth,Wind&Fire/Let's groove
1981年リリース。
Raise!(天空の女神)収録の超有名曲。
後述するmoves like jaggerから後の繋ぎはこの為に作ったコンボキットなのですが、直接つなぐにはbpmの開きが大き過ぎるので、Can't Fake the Feelingが持っているスピード感でbpmレンジを調整してちょっと後乗りで粘りを感じるLet's grooveで体感速度を整えて行くそんな意図です。
なお、例によってアースはDJ泣かせの曲で解析bpmと実際のbpmは全然違います。
調整してもグルーヴ感が強くミックスがめっちゃ荒れるので、お気をつけ下さい。
ソングレビューとしてはディスコブームを牽引してきた誰もが知ってるバンドですが、活動後期は後退していくバンド人気をなんとかする為に試行錯誤を繰り広げていたとか。Let's grooveはボコーダーやシンセベース等を使った闘いの後が見て取れるそんな曲ですね。
Maroon5/moves like jagger feat. Christina Aguilera
2010年リリース。
ジャガーとは動物ではなく、ローリングストーンズのミックジャガーの事らしいです。
前述のディスコリバイバルとはまた異なる文脈で、当時流行していたEDMとロックのミクスチャーです。
ともすれば飛び道具とも捉えられるような極端にパンチ力のあるキックと荒々しいカッティングリフがとってもキャッチーで、やがてこの形態のロックが日本でも聞けるようになって今は市民権を得ているわけですから、発明といえるのではないでしょうか。
EDMがチャートを席巻し、年に落ち目だったロックスター、アダムレヴィーン率いるMaroon5と同じくなりを潜めていたポップスター、クリスティーナアギレラの2人が不死鳥の如く蘇った痛快なサクセスストーリーも胸を熱くさせます。
Bananaramma/Venus
1986年リリース。
バナナラマによるショッキング・ブルーの同名楽曲のカバーです。
カバー元の楽曲はコント番組、笑う犬の生活でopとしても採用されていました。
1980年も折り返しになると、ハイエナジーやユーロビートといった電子楽器を使ったディスコサウンドよりも速くて強い曲がブームになり、本楽曲も当時の流行を強く感じさせるサウンドになっています。
前曲のパンチ力の高いキックと比較すると出力はやや落ちますが、親和性を狙ってこちらをチョイス。
バナナラマはこの曲かI Heard a Rumourの2択が鉄板でどちらも間違いがないのですが、I Heard a RumourをかけるとマイケルフォーチュニティのGive me upとセットになるので、こっちかなぁと。
なお、1986年のビルボードヒットはディオンヌ/愛のハーモニーやライオネルリッチー/Say you Say me等のスローバラードがビルボードの年間トップに入っており、世間の疲れみたいなものを感じます。
DuranDuran/The Reflex
最後はさんざん言及してきたイギリスのニュー・ロマンティックの雄デュラン・デュランのリフレックス。1984年リリース。
ディスコイベントをやるにあたって何が聞きたいかみたいな話をすると、アース、マイケルを差し置いて大体みんなこれが聞きたいと言います。
Cluture ClubやFlanky Goes to Hollywoodの項でも申し上げた通りですが、80's pop、ニューウェイヴ、そこから派生するニューロマンティックを代表するイギリスのバンドで、アイドルのようなルックスで軟派な感じを受ける一方で、MTV文化を定着させるmvのこだわりやエッジが効いた音楽性がイギリスっぽい気がします。
フロアが選ぶTier1には逆らえないので、もしもこれからディスコをやるという奇特な人がいるのであれば、ファンキーミュージックよりこういう白人音楽に対するニーズをいかになんとかやっていくかの対策をするべきでしょう。
余談 ディスコ=ブラックミュージックは誤りかもしれない
ディスコDJは何度かやっており、未だに壁を感じております。
バブルが膨らむ華やかな時代のディスコ生きた当時の人達からは「教えてやるよ、若いの。ディスコってのはな…」と言う事で突きつけられるのが80's popやニューロマンティックであり、今回流したような70年代後半のディスコミュージックは本邦においてディスコに非ずという論調を感じます。
デュラン・デュランのソングレビューでもちらっと言いましたが、ブラックミュージックみんな踊ってたと思ったらアバンギャルドな白人音楽を聞きたいっていうわけですから初見殺しもいいところです。
でも理屈としては何も間違ってなくて、第一次ディスコブームを経験しているかもしれない、70年代に20歳前後の人間は今は80歳をとうに超えており、お客として来られないです。よしんば流行歌を聴いていたとしてもアイドル歌謡かもしくはニューミュージックですから、ダンスではなく、カラオケ喫茶の世代です。
1979年にサタデー・ナイト・フィーバーが日本で上映され、そこから日本でディスコでフィーバーが流行語になるわけで、肝心のディスコサウンドのブームは本国では失われつつあると、そんな状態で黒人音楽で踊っている日本人がごく少数であるというのは想像の範囲内に収めなければいけない、でも何故かそこをすっ飛ばして黒人音楽でもりあがる図を想像していまう思い込みでギャップが生じているわけですね。
ソウルから派生したブラックミュージックはむしろ、HipHopとかDJとか真面目に音楽を聞いていた人とかの方がちゃんと聴いているんじゃないかなぁと考察する次第で、そういう人はとにかくいい曲がかかれば乗ってくれるわけですが、そうじゃない人に自分の好きを聴いてもらう為にはこちらから歩み寄らないとならないわけで、要所要所で80'sを入れていく、浅知恵かも知れない、小細工かも知れないと忸怩たる思いを抱えながら今回のミックスを作っています。
冒頭で感覚で行けるうちは感覚で行ったほうがいいみたいな話をしましたが、じゃあその感覚って果たしてどこまで通用するのかという話です。
少なくとも何度か鼻っ柱を折られておりますので、ディスコ=ブラックミュージックではないということをこれからディスコを演る人に伝えなくてはいけないと思ったので、馬鹿の考え休むに似たりという話をいたしました。
おわりに
全体的にはストリングス、ホーンセクション、カッティングギターが気持ちいい上物主体のダンスポップ系のディスコサウンドでまとめつつ、ニューウェイヴ、ニューロマンティックの大ネタを時々挟むと言う構成にしています。
ネゴシエーションと言うか橋渡しと言う事をかなり意識した選曲で臨みました。
交渉というのは、今までの失敗を踏まえて、と言う事ですね。
まだまだ勘所は掴めていないですが、いずれはフロアをガッと掴んで一体感が楽しめるようなそんなDJをやりたいなと思い、私の助けになる事を願いつつ、ソングレビューとミックスのポイントについて力を込めて書きました。
何か伝わるといいなと思いながらも、私自身の曲解も多く含まれているので、単なら1意見であり、これが葵の紋であるみたいな捉え方は避けていただけると助かります。