どうもアヘバス管理人です。
今回はUSBハブのベストバイについて。
玉石混交のusb-cハブ市場において覇権を握りそうなUSBハブを紹介します。
それがこちら
dockcase社製usb-cハブ 8in1
dockcaseとは
Kickstarterを使ってアップル製品向けのガジェット制作を行う小規模デベロッパーです。
現在はシンガポールが拠点のようですが、以前の拠点が香港だったと言う事で個人的には好意的な印象を持っています。
香港発のガジェットはコストパフォーマンスに優れており、DTMer向け家具を製作するwaveborn社、私が現在使っているキーボード、keychron等、老舗ブランドと同等レベルで質が高く、値段がやや抑えめと言う特徴があります。
dockcase社のUSBハブもそんな製品の1つ。最強の理由を見ていきましょう。
開封の儀
外箱はこんな感じ。Macを意識した外装保護の為の段ボールとマットホワイトの化粧箱です。
相当意識をしていると思います。
中身は本体と接続用の10cm CtoCケーブル 日本語の説明書が入っています。
日本語説明書はとてもありがたいですね。
9in1との違い
上位版のDockcase 9 in 1はデータ用type-Cを排除した代わりにSDカードの読み取りが可能だが、DJで使用することは稀なので、8in1の方が使い勝手がいいです。
なお、サイズ、重量は9in1と変わりませんが価格が1000円上がります。
何を根拠におすすめなの?
他のusb-cハブにはないユニークな特徴を沢山持っているので紹介していきます。
- 1本あればHIDできる豊富な端子
- データ転送速度と給電能力が最強クラス
- 排熱機構がついている
- ハブそのものにUSBチェッカー機能付き
- 1本あればHIDできる豊富な端子
- Mac本体のUSB端子の負担を軽くすることができる
1本あればHIDできる豊富な端子
USBハブを使ってcdjシステムをpcdjコントローラーとして運用するHIDモードがありますが、私の環境の場合3本〜4本のUSB-A端子を使います。
このUSBハブはUSB-A 3.2 Gen2端子が2個、2USB-A 2.0×2の端子、おまけにUSBType-Cがついているので端子不足に悩まされがちなm1 macの最適解です。
データ転送速度と給電能力が最強クラス
usb-cハブは規格が様々で、給電機能とデータ転送速度の大小で名称が変わってきますが、このUSBハブは最大120Wの給電能力とusb 3.2 gen2で駆動します。
価格や発熱を抑える為に色々とオミットされている事がありがちですが、迷ったらこれ使えばUSBハブを使用する上でのボトルネックはほぼ消えます。
排熱機構がついている
他のUSBハブにはない画期的な機能としてUSBハブそのものに排熱機構がついています。
普通のUSBハブだと稼働直後はレンジで温めたご飯レベルでアツアツになるのですが、冷却ファンがついている事により長時間安定した駆動に役立ってくれます。
ハブそのものにUSBチェッカーがついている
USB3.1とか3.2とか正直規格が乱立しすぎて訳がわからなくなりつつあるのですが、このUSBハブにはどのモードで動いていてどれくらいの温度になっているかを表示するモニターがつけられています。
簡易USBチェッカーとしての機能も果たしてくれるので、練習中に異常があることを確認したらケーブルを交換する目星がついたりするわけです。
USBチェッカーを単体で買うと信頼できるテスターの値段が大体9000円程度なので、チェッカーもいずれ欲しいと思っていた私にとってはバーゲンプライスなわけです。
Mac本体のUSB端子の負担を軽くすることができる
普通のUSBハブを使ってHIDモードを行おうとすると、PCはスタンドに置いている状態ですが、高さが出ている分、USBハブは複数の機器を繋げた上でMacから垂れ下がった状態でプレイすることになります。
スマホの充電に使うようなサイズのコネクタに常に引っ張り方向の力が加わる事になるので、絶対Macにとって良くはないですよね…。
しかし、このDockcaseハブとMacを接続するUSB-Cケーブルはなんとデタッチャブル可能です。
ケーブルを長いものに交換してあげる事で、地面にハブを設置させることができるので、Macを長持ちさせてあげることできるようになります。
デメリットもある
という事でメリットが豊富なのですが、デメリットもあります。
- 重たい大きい高い
- 鏡面仕上げ
- ケーブルデタッチャブルの信頼性
- USB3.2 2×2には非対応
重たい大きい高い
もうその通りです。販売価格は13999円。
USBハブとしてこれ以上ない買い物であることは確かですが、巷で売られているUSBハブの4倍くらいのお値段するので、かなりヨイショがいると思います。
そして、大きさ。縦15cm、横5cm、厚み1.6cmという事で一般的なType-cUSBハブ2本分くらいの大きさ。イメージつかないと思いますが、 iphone11の半分くらいの大きさで、重量はiphoneと同じくらいです。
持ち運べないことはないけど、割と嵩張ります。
鏡面仕上げ
車の内装のピアノブラックが絶対に許せない人はお勧めしません。
これは必ず細かい傷がつくタイプのボディ構造になってます。
一応、小傷を保護するためのガラスフィルムがあります。
お高めですが、リセールが気になる方は購入すると良いでしょう。
ケーブルデタッチャブルの信頼性
賛否両論部分ですが本体価格が高い分、usb-cケーブルが換装可能になってます。
良い部分は接地できる長さのケーブルを買えばpcのusb-cコネクタを傷めずに済む事です。
(現実問題として、iPhone並の重さのハブをぶら下げて使うなどもはや正気の沙汰ではないですけれども)
悪い点はデタッチャブル故に収納の際にケーブルを抜き差しする必要がある事。
この辺は長い時間使ってみないとどの位の期間でへたるか分からないのですが、へたってしまって認識不良が起きた場合は必ず落ち込みます。
USB3.2 2×2には非対応
理論スピード20GbpsのUSB3.2 Gen2×2という規格が誕生しましたがこのハブは非対応です。
この為、PCIeGen4以上を搭載する外付けM.2 SSDの接続には不向きと言えるでしょう。
M1Macbook Airで配信をやってみた
開封後1、このUSBハブを使って時間以下の環境でDJ配信を行いました。
配信ソフトはOSB。
外部オーディオインターフェイス、ウェブカメラと画面キャプチャを使うという一般的なスタイルでDJをMac1台とこのDockcaseで行いました。
接続している機材は以下の通り。
- CDJ-2000NXS×2 USB2.0 A端子に接続 HIDモード
- DDJ-XP2 USB 3.2 A端子に接続 Hardware Unlockの為に使用
- MOTU m4 type-c data端子に接続 OBS配信音声
- ロジクール C922n USB 3.2 A端子に接続 OBS手元映像配信
- Anker Powerport 3 PD充電接続 45Wで駆動。
別ポートに音源管理用のSSDを接続し、1時間の配信を行いましたが、信じられないくらい低発熱です。
(温度チェック機能あるのに使うの忘れてたので正確な温度はわかりません。わかり次第、追記します)
しっかり使ったのに手に持っても暖かくない電子機器、ヤバイですよ。凄すぎます。
4時間超える長時間オファーを貰うDJさんにとってはありがたい機能なのではないでしょうか。
結論 Applecare入るくらいならこっち買っておいた方がいい
デメリットの面で紹介したように価格の高さと大きさと言ったクリアしなければいけない問題はありますが、現状あまりにも唯一無二なので、絶対購入するべきです。
確かに価格は高いです。ただ、端子欲しさに14インチMBPを購入する事を考えると、大きな障害では無いのかなと感じます。
また、同価格帯のハイエンドUSBハブは各社から発売されておりますが、USB-Aが4つついている仕様のハブはありません。
どの道USBハブ買うなら3000円くらいで安いやつを買うか、これにするかの2択だと思ってます。
個人的にはusb-c/thunderboltポートの不具合で数年悩まされ続けてきたので、高級デバイスと化したMBAを保護すると言う意味でもApplecareより導入の価値はあると考えております。
円安で物価高が声高に叫ばれるこの時期にAmazonで15%のディスカウントをしているのも加点要素。
Amazonブラックフライデーも近く開催されるのでこの記事をきっかけに気になった人は絶対購入するべきです。
資金に余裕がある方、上質なUSBハブを探している方はこちらを検討してみてはいかがでしょうか。