ddj-sp1のここが惜しい
- 環境にもよるが設置が難しい
- 使用するcdjのランクが高ければ荷物になる
- レコボのライセンス問題
- WindowsにおけるSerato video問題
環境にもよるが設置と撤収が難しい
旧型のcdjやターンテーブルだけが置いてあるシンプルな小箱ほどddj-sp1は機能を発揮するのですが、そもそもそんな小箱の場合はブースが狭いので設置が極めて難しい傾向にあります。
仮にddj-sp1用にpcスタンドを持ち込んだとしてそのスタンドが置けるかどうかと言うのが問題。
初めて出演する箱の下見の際には設置クリアランスが確保されているかを十分観察するべきでしょう。
購入の意思決定はそれからでも遅くはありません。
cdjのランクが高ければ高いほど荷物になる
かと言って、十分広さのある大箱にpcdj操作の補助で持ってきた場合はcdjが高性能の場合が殆どなので、存在意義が無くなります。
普通にdjを行うのであればcdj-2000nxs以降が設置されているなら必要ないかなと言う印象です。
レコボのライセンス問題
ddj-xp1、xp2であれば、接続することでRekordbox6のCoreプランが使えますが、ddj-sp1に関しては完全に梯子を外されています。
ライセンス問題の解決手段にはならないので、ライセンス料を払ってもなお、DDJ-SP1を導入するか、高い購入費用と設置のしづらさのハードルを乗り越えてライセンス料のお目溢しを狙いでDDJ-XP2を購入するかこの辺りをしっかり考えた方が良いです。
WindowsにおけるSerato video問題
Serato DJの追加機能、Serato videoにおけるちょっとした問題ですね。
新品購入の付属のエキスパンション、Serato videoを使用する際にはアップルのquick timeのインストールが必要なのですが、Windows版は致命的な脆弱性が発見されてる上に開発終了になっています。
Windowsで簡易的なVJをしたいと言う事で導入するのであれば基本的には使用をお勧めしません。
総評:あればとても便利
リリースから結構年月が経っており、同時期に発売された数々のコントローラーが世代交代や終売を迎えているのに対して、2020年においても終売にならないあたり、しっかりとした個性と需要を確立しているそんな機材だと感じます。
設置に関して難ありの評を下していますが、セットリストをガチガチに組んで検索をしない体制を整えれば、キーボード部分に被せて置いちゃえば解決します。
XP2という現行モデルもありますが、予算は勿論のこと微妙にキャラクターが違う製品だと思っているので基本的には欲しい機能の相談です。