どうも、アヘバス管理人です。
今回は以前から使用しているPCDJの便利グッズ、ddj-sp1のレビューです。
ddj-sp1とは
中古の平均相場は2万円代前半、新品だと3万円のサブコントローラーです。
単体でDJプレイをする為のものではなく、ミキサーやターンテーブルと併せてpcdj機能を拡張するちょっと特殊なコントローラーとなっております。
ddj-sp1の良いところ
- 全てのpcdjにマストな機能が盛り沢山
- パッド、使い勝手、耐久性全て優れてる
- djソフトのエフェクトが使用できる
- ループの組み立てがcdjよりも楽
- レコボでもトラクターでも使える
- ddj-xpシリーズより小型で設置しやすい
- 一部のcdj/xdjは直結して使える
良い点を列挙しましたが、辛口ブログでここまで良い点が挙げられるのも珍しいかと思います。
全てのpcdjにマストな機能が盛り沢山
レコボにしろSeratoにしろ、現場の機材をpcdjライクに扱いたいならマストな機能が盛り沢山。
かつて販売されていたdjコントローラー、DDJ-SRのパフォーマンスパッド、エフェクト、楽曲セレクト機能に加えて、インターナルとリレイティブモードを瞬時に切り替える機能や、slip、snycなどを13インチノートパソコンを半分に切り詰めたようなコンパクトな筐体に全て集約されています。
DVSを使用するターンテーブリストは勿論のこと、機能の少ないシンプルなcdjをHIDで使用する人にもおすすめです。
パッド、使い勝手、耐久性全て◎
パッドコントローラーはpcdjコントローラーの上位機種同様、ベロシティ対応。叩く強さに応じて音が大きくなったり小さくなったりする設定も可能です。
設定されたファンクションはSeratoではお馴染みのhot cue、Auto loop、Manual loop、slicerの4つ。
これらが瞬時に呼び出せる上に筐体も1kgあり動きにくく頑丈。所有欲をグッと満たしてくれます。
djソフトのエフェクトを使用できる
DJミキサーでかけられるエフェクトの数は多くても2つです。
しかし、ddj-sp1を使用すると、pcdj内のエフェクトも併せて使用することができます。
エフェクトノブは左右3つ、合計6個のセクションがあるので、理論上はミキサーのCOLOR FXやBEAT FXと併せて8個のエフェクトを同時にかけることができます。
変態的なサウンドを創出してクリエイティブに遊ぶことも夢ではない…!
ただし、DJソフトのエフェクトはpcそのものの性能に依存することと、大抵の場合とても聞き苦しいサウンドになるので、多重がけを使う場面はそんなに使うことはないです。
しかしながら、よく使うエフェクトを6個までバンクで一瞬で呼び出せるのは利点ですね。
例えば、Serato DJの場合はstutter、Rekordbox DJの場合は SLIPROLLと呼ばれる機能があるのですが、上位機種のnxs系統にしか搭載されていないエフェクトが瞬時に呼び出せちゃうのはアドバンテージだと感じます。
Echoなんかも数種類バンクに組み込んでおけばカットインの起点になりますし、手数が増える事はいい事でしょう。
ループの組み立てがcdjよりも楽
昔のコントローラーでよく採用されていたクリック可能なノブでオートループが組めます。
左右に回すことでオートループの尺を倍々/半々にする事ができます。オートループが組めるcdjはあるのですが、2000nxs2以外だと長い時間のループが組みづらいので、旧型のcdjでHID運用するときに重宝します。
(例えば2000nxsはautoloopを設定した後、memoryボタンでレングスを倍々に伸ばす操作する2アクションに対して、ddj-sp1はつまみをぐりっと回すワンアクションで32拍8小節まで素早く使える)
他にもSlip Roll、マニュアルループなどもパッド操作1つで自在にできます。必ずしも現場に900nxsがあるとは限らないので、小さな箱の現場でも手数は減らしたくないと考えているなら導入の勝ちはあると思います。
レコボもトラクターでも使える
パイオニア製品なので、レコボのコントロールも可能ですし、トラクターもマッピングで使用できます。DJソフトを選ばないのは良いところですね。
ddj-xpシリーズより設置がしやすい
重たさは同じですが、大きさが半分なのでddj-xp1、2よりも設置がしやすいです。
一部のcdj/xdjで直結して使える
cdj-2000nxs2やxdj-1000/mk2とUSBA→Bケーブルで直結する事ができます。特にxdj-1000シリーズなんかはハードウェアボタンが簡略化されているので、やっぱ物理ボタンないとなぁ!と思っている方は良い買い物になると思います。