防音

DJ向けの防音対策 床材編

どうも、アヘバス管理人です。

今回は防音施工シリーズの第3段。

床の防音材について。

1Fにお住まいの人は必要ありませんが、私は借りたお部屋が3Fだったので、仕方なしにやっていきます。

床防音材の防音等級の見方を覚える

床防音材を選ぶ際には目安となる防音等級を見ていく事で手っ取り早く防音効果を把握することができます。

防音等級とは階下に響く振動、衝撃音をどこまで抑える効果があるかの目安となっています。

ただ、この防音等級には新旧2バージョンが混在している事、防音材の床をスラブで実験しているものと木床で実験しているものが混在しており、非常に選びにくいです。

表記ゆれに定評のあるアヘバス管理人も悩まされる程度には新旧の混ざり方が尋常ではありません。

そこで、防音等級の効果についてはについてはググれば秒で出てくるので、新旧両方の対象比較表を置いておきます。

等級 旧表記の相当等級 新表記の相当等級 騒音レベル
特級 LL-35 LL-40 ΔL-5 かすかに聞こえる
1級 LL-45 ΔL-4 聞こえるが意識することはあまりない
2級 LL-50 LL-55 ΔL-3 小さく聞こえる
3級 LL-60 ΔL-2 よく聞こえる

こんな感じです。

詳しい理由は後述しますが、DIY施工で特級を目指すのは予算も手間も非現実的なので、一級、旧表記でLL-45程度を目指していきます。

防音シートとカーペット

床の防音素材には2種類あり

  • 防音シート
  • カーペット

の2つがあります。

防音シート

ゴムや金属でできた遮音用の建材になります。

寝転がってリラックスはできないこともないですが、まんまスポーツジムのマシンコーナーの床って感じです。

流石に見た目が殺伐としすぎるので、もしも防音シートを施工するなら下地材として使用し、カーペットやフローリングマットが必要になるでしょう。

カーペット

フローリングや前述した防音シートの上に敷き込む絨毯です。

カーペットは床に完全に敷き込むものをカーペットといい、ポイントで使うインテリア用の絨毯のことをラグと区別しているようです。

今回は床に敷き込むカーペットの話をします。

防音床材の買い方はコストを取るか手間を取るかで変わる

とりあえず最低限防音、と言うことであればまずはカーペットを施工してみて、まだ物足りないようなら下地材を購入すると言う形をとった方が金銭的な圧迫感が少なくなります。

ただし、この場合は敷き込んだカーペットを剥がして下地材を施行することになるので手間がかかります。

予算に余裕がある場合は手間の問題を考慮し、下地材を先に施工してカーペットを敷き込んで行くことを強くお勧めします。

カーペットの選び方

カーペットにも2種類あり、部屋の形通りにオーダーするオーダーカーペットと50cm四方のタイルを敷き詰めていくタイルカーペットがあります。

オーダーカーペットの方が隙間が発生しにくい分、防音には有利ですが、施工のしやすさ(お引越しで剥がしていくことも含めて)考慮するならタイルカーペット一択です。

カーペットのおすすめ

オーダーカーペットなら裏地に「カンガバック」素材を用いているものが比較的遮音効果が高いようです。

代表的な製品はサンゲツの「サンコーラス」「サンシンフォニー」です。

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タイルカーペットのおすすめ

次に本命のタイルカーペット。

カンガバックを採用したタイルカーペットは存在しないようなので、防音等級と厚み、重さなどを考慮して検討します。

予算に糸目をつけないのであれば、日東紡マテリアルの静床ライト(しずゆかライト)がおすすめ。

ガラス繊維/ポリエステル/ガラス繊維/3層構造、厚さ1.5cmの極厚カーペットです。

区分こそLL-40ですが、現状購入できるタイルカーペットの中で1番強いのがコレになります。

ただし、贅沢な仕様に比例して価格も高め。

10枚1万1000円。6畳で50枚近く必要なので、なかなかキツいです。

という事でコスパ重視の品物、探してきました。それがこちら。

ニッセン防炎防音カーペット

16枚入りで7690円。

お値段は安いですが、防音等級はLL-40と等級だけ見れば静床ライトと同レベルです。

流石に厚みは値段なりなので、静床ライトに匹敵するとは言えません。

しかし、他店販売の同価格帯製品は防音等級について明記をしていない事、公称値通りであれば、同価格帯の東リアタック(ΔLL-3)やスミノエR-1000(ΔLL-4)よりも防音性に優れているはずです。

防音シートの選び方

重量や施工の難易度、金額全て無視するなら

鉛シート〜!!(cv大山ノブ代)

ただ、コレを床一杯に敷き詰める労力と楽器可能物件を選ぶ労力を天秤にかけると圧倒的に後者の方が強いです。

もっと簡単施工で、と言うことであればソノーライズのライズ防振マット

とは言えこちらも賃貸にDIY初心者が施工するには現実的ではないですね…。

防音シートのおすすめ

と、言うことで強力な防音効果を持つ防音シートを施工するとしても、パーフェクトではなくベターを求めていく方針で行くのが無難です、

簡単施工でそこそこ効果があるものは

フレーク防音マット

もしくは

サンダムE-45

のどれかになります。

フレーク防音マットのメリット
  • サイズが小さいため施工がしやすい。
  • 5mm厚は価格面でサンダムにアドバンテージ

・サイズが小さいので施工がしやすい

結局私はサンダムを購入しましたが、刃に厚みのあるカッターナイフでも数回は切れ目をつけないといけないため非常に骨の折れる作業でした。

フレーク防音/P防振マットの場合は敷き詰める際にカッターナイフの回数を減らせるので、小回りが効くと言う点で優秀です。

・5mm厚は価格面でサンダムにアドバンテージ

フレーク防音マットの場合はサンダムと同じ面積をカバーしつつ3000円ほど安いです。

フレーク防音マットのデメリット
  • タイベックの施工が必要
  • 遮音テープを多く使う必要がある
タイベックの施工が必要

ゴムは経年劣化で表面が床と癒着するので、退去時に床を汚損する可能性があります。

対策としてはタイベックと床を養生テープで貼り付け、その上から防振マットの施工になります。

ただし、タイベックも敷き詰めるとなると割といい値段するんですよね。

遮音テープを多く使う

遮音材を敷き詰めると、今度は隙間埋めの為に上からテープで止める作業が必要になります。

後述するサンダムと比較して、1枚当たりの面積が少ない分、テープ止めの工数が多くなります。

テープ止めの工数が多くなると、テープそのものの消費量も多くなります。

サンダムe-45

フレーク防音マット/p防振マットの廉価タイプと同じ厚みの5mm

サンダムE-45のメリット

一方のサンダムE-45について。

  • 一枚のサイズが大きい
  • 裏面に不織布がついていてタイベックの施工がいらない

ということで、フレーク防音マットと比較すると手間がかかりにくいというのがポイントです。

一枚のサイズが大きい

910mm×910mm、厚さは50mmとフレーク防音マットよりも面積が広いので、広めの部屋に敷き詰める場合はこっちのほうが楽です。

裏面に不織布がついていてタイベックの施工がいらない

別売の養生テープ無しで施工ができるという点でお手軽かつ費用がかからないのがグッドです。

サンダムE-45のデメリット
  • マットが激重
  • 10mm厚の防音マットには勝てない
マットが激重

フレークと比較すると、一枚のサイズが大きくなる分、非常に重たくなります。

一枚あたりのサイズが5.6kg。4枚セットだと22.4kgの重量でやってくる上に敷き詰めるには複数組必要になるので、運び込みの時点で相当な負担です。

100mm厚の防音マットには勝てない

さて、この激重マット、防音製品の中ではお手軽仕様のものだそうで。

理論上は100mm厚のフレーク防音マットと比較して防音性能が劣ります。完璧を目指すならこの製品を選ぶのはベターではないでしょう。

比較検討した上で購入した物品

と、言うことで色々と比較検討した上で購入した品物を紹介します。

ニッセン防炎防音カーペットとサンダムE-45です。

選んだ理由としては

  • リビング約10畳程のスペースに敷き詰めるためにコスト的な問題で妥協が必要になったこと
  • 自宅でパーティーした時に足音が響かないようにするため

一応、私の友人には他人の家で飛んだり跳ねたりアンセムダッシュしたりする元気な若造が少ないので、そこそこを目指していきました。

お手軽でも結構キツい出費

ちなみに10畳に敷き詰めた場合の金額は

カーペット 4セット 30760円
サンダム5セット 56018円
遮音テープ4本 12100円

98878円

でした。

サンダムと遮音テープに関しては楽天カードでスーパーセール期間中に購入して約15%のポイントバックがありましたので、実際にはもう少しお安く購入できています。

施工時のポイント

  • 曲尺はマスト
  • ペイントマーカーは白
  • カットが完了するまでは作業を中断してはならない
曲尺はマスト

建物には柱をはじめ出っ張りが存在するので、出っ張りに合わせてマットを切ったりしなければなりません。

防音効果を高めるためには出っ張りに合わせたカーペットやマットのカットが必要になります。

もし、挑戦するのであれば曲尺(かねじゃく、指金さしがねとも)は欠かせません。

50cmの方が作業効率がいいですが、意外と高いので30cmの物を買いました。

ペイントマーカーは白色の物を

曲尺を買ったら次は線を引く用のマーカーが必要です。

カーペットの裏面の色に対して見えやすくなるような物を購入します。

私は白のマーカーを買いました。

カットが完了するまでは作業を中断してはならない

マーカーでの線を引く作業と切断作業は途中で放り出すことはおすすめしません。

マーカー線よりもカッターナイフの方が刻める線の太さが細いので、途中で放り出すとマーカーの内側を切るのか、外側を切るのかが分かりづらくなります


後は床面で作業するのでカッターナイフを踏みつけるリスクが出てきて単純に危ないです。

5mm厚は手軽と書きましたが、施工完了まで約1週間使いました。丁寧な施行を目指すと体力と集中力のガッツが半端なく必要になるので、覚悟しておいたほうがいいです。

気になる効果

アヘバスの中でも5本の指に入る程度の高額なお買い物でした。

正確な効果に関しては計りかねますが、

  • 足音が響かない
  • カラオケボックス並の音量で音楽を流しても苦情なし
  • 階下から聞こえる音は確実に減った
  • 反響音が減った

以上4点の効果を実感しています。

実際には迷惑しているかどうかは階下の人に聞いてみないとわかりませんが、とりあえずやってよかったと感じました。

 

おわりに

冷静に考えてみれば足音で苦情が〜と言うコンセプトで作られているこれらの防音製品って、子供が全力で暴れてもなお余裕があるような広い分譲マンションが変える家族向けのものであるわけです。

DJ、DTM程度で導入する必要があるかどうかと言われれば少し疑問ですが、夜にテンションが上って作業する人はリスクヘッジのためにも導入を検討するべきではないかと感じました。

 

 

 

 

 

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