ミキサー部分
ここからはミキサー部分に関する解説。
特に重要なのはヘッドホンキューについての理解ですが、実力が上がってからでも遅くないので、頻繁に使うものから紹介します。
Deckload
その名の通り、プレイヤーを模した各対応デッキに曲を読み込ませる機能です。
左右にボタンが分かれていますので、
連続して2回、カチカチッと押すと片方の楽曲と同じ曲、同じ再生時間で読み込ませるインスタントダブルスという機能があります。
本来は2枚使い等のテクニックプレイ用の機能ですが、初心者がPCの反応が悪くて連打すると、起こるアクシデント要素でもあるので注意してください。
HEADPHONE Cue
各チャンネルとマスターに設定されたヘッドホン音声のオンオフボタンです。
点灯させると、ヘッドホンから対応したチャンネルの音が出ます。
BEAT FX
写真で撮っている全てのセクションをひとまとめにしてBEAT FXと言います。
△のついたボタンで、かけたいエフェクトを選びます。Shiftを押しながら選択すると昇順/降順を切り替えられます。
◁▷のマークはエフェクトのかける長さを選びます。
32小節~32/1小節まで好きな長さを選びます。このあたりは雰囲気ですが、もったりとした効果を望むなら▷、細かく刻んでチャキチャキ感を出したいなら◁です。
エフェクトを選んだら、次はどのチャンネルにかけたいかを選ぶスライダーを操作。
1ch、2chの片側どちらか、もしくは全体のMasterボリュームにエフェクトを載せるかどうかを選ぶことができます。
青く点灯しているランプがエフェクトのオンオフ、つまみをつかってエフェクトの強さを調節します。マックスまでかけると大体元の音が消えるくらい強くなるので、これも雰囲気で調節します。
結構かっちり解説するこのシリーズで雰囲気というふわっとした単語が出るのは、そもそもエフェクターという装置が雰囲気を創出するための道具だからです。自分が丁度いいと思った具合がベストなわけです。
おわりに
と、言うことでDDJ-400で学ぶ各種ボタンについてでした。
紹介したボタンの全機能を紹介しているわけではないので、もっと極めたいということであれば説明書を読んだほうがいいと思います。
これで一応機材レイアウト全ての把握ができたということで、次回記事から実践編でミックスのテクニックやミックスの際の仕込みの動作なんかも紹介していきます。