どうも、アヘバス管理人です。
ddj-400の後継機種、ddj-flx4が発売決定となりました。
ddj-400との変更点を見ながら分かる範囲でサクッと見ていきます。
記事の対象者
ddj-400からの買い替えを考えている人
教えてくれる親切な友達がSeratoやTraktorを使ってて〜みたいな人以外でこれからDJ始めたいと言う人はddj-400の在庫がない以上、現状これ一択になると思います。
従って今回の記事はddj-400を持っているか、持ち運びに便利な小型のmidiコンを探している人向けの記事です。
価格が税込11000円上がったが…
税込33000円→税込44000円に価格が上がっております。
税抜価格だと10000円の値上げな訳ですが、それに見合うかどうかというのがポイントになってくるように感じると思います。
海外ショップの販売価格は299ドルとなっており、ddj-400と比較して40ドルの値上げ。
円安や戦争、コロナ禍といった複合的な要素でのコスト増がそのまま乗っかっているだけなので、基本的には大きく期待できないと言うのが正しい見方になるんじゃ無いかなと思います。
視座を共有した上で次の項に行ってみましょう。
追加された機能
- Seratoにも対応
- CFX、スマートフェーダーの追加
- マイクとオーディオ出力の一本化
- デバイス接続用のtype-cとモバイルデバイス用type-c電源搭載
- bluetooth対応
Seratoにも対応
入門向けでは実現し得なかったブレイクスルーがここに来て行われました。
Serato DJとの両対応になり、ソフトの間口が広がりました。
今までならソフトウェア環境を乗り換えようとすると殆どの場合ハードウェアを変える必要がありました。
例えばRekordboxをずっと使い続けている人がddj-1000を買ったとします。
ずっとデジタルで練習して、デジタルDJができる環境できたけど、転勤で拠点が変わったりすると、タンテとSLは置いてるけどcdjはめっちゃ古くてHIDが使えない箱でDJする事になった、とか往々にしてあるわけですよ。
ほな、思い切ってソフトをSeratoにしようか、となった時にタンテと対応ミキサーを買うか、ほぼ同じグレードの別のコントローラー、ddj-sb3やddj-rev1ddj-1000srtか、レコボ、Serato両対応のFLEX6を買うかと言う10万円前後の派手な出費を迫られてた訳ですが、これなら金銭的に楽に環境移行できるんじゃ無いでしょうか。
CFX機能、スマートフェーダーの追加
ddj-sb2に搭載されていたTrance PadやFilter Fadeの再来です。
CFXはボタンを押しておけば複数のエフェクターがかかるお手軽ミックス機能、スマートフェーダーはTRIM等を操作しなくても、chフェーダーの上げ下げで簡単にミックスができるようですね。
無いよりはあった方がいいとは思います。
マイク出力とオーディオ出力が一本化
ddj-400 1台でストリーミングする際に不可能だったマイクの使用ができるようになったようです。
円安の影響でオーディオIFも中々いいお値段になりつつあるので、IF使わずに配信が出来るならコスト圧縮が出来るので良いポイントです。
後述するtype-c接続と併せて音声と画面キャプチャだけならUSBハブ無しでOBSを利用した配信にすぐに取り組めるのは結構アドだと思います。
デバイス接続用のtype-cとモバイルデバイス用type-c電源搭載
type-c to cのケーブルが付属しているので、type-c端子を採用しているウルトラブックやMacはアケポンで使う事ができます。
type-c→cが標準でついているデバイスはかなり珍しいです。時代の境目を感じております。
また電源供給用のType-Cが搭載されており、モバイルデバイス使用時限定ですが電源供給ができるようです。
bluetooth対応
2023年リリース予定のRekordbox アプリではスマホやタブレットとbluetooth接続する事でアプリの挙動をこのコントローラーで操作する事ができるようです。
ただし、説明書を見る限りはコントローラーからの音声出力する事は出来ず、スマホやタブレットからの音声出力になるようです。
ddj-200の機能がそのまま本機に搭載されたと言う認識がベターなのかなと感じます。
結論 配信用のオーディオIFの買い足しを検討しているなら買い替えを検討するべき
冒頭でも伝えた通り、海外ショップでの販売価格はddj-400リリース当時の$259からほぼ据え置きなので基本的にサウンド関係については強化がなされていないはずです。
実際ddj-400とスペックシート上のS/N比、ダイナミックレンジは同じですし、端子こそusb-cになりましたが、電源供給量が500mAのままという事は USB type-c 2.0、つまりtype-Bから端子の形だけが変わっただけだと推測されるからです。
従ってサウンド面の向上を狙っての買い替えというのはあまりお勧めしません。
ただ、アップデートによって確実に便利になっています。
配信予定のアプリを使ってpcよりも軽量な環境でのミニマムDJや、なるべくややこしい設定無しでトークや歌唱、ラップといったパフォーマンスを入れつつDJがしたい、これ以上機材を増やしたく無いと言うニーズは一定数あるかと思います。
そういう人はddj-flx4はベストな選択肢の一つになると思われます。
追記 フリマアプリの中古400とならどっちか
どうしてもPC環境の兼ね合いでRekordbox5のライセンスが欲しい!以外の人は中古400は避けるべきです。
現状のフリマアプリ相場はAmazon中古価格を参考に4~5万円あたりを推移しています。
DDJ-FLX4がリリースされれば中古価格はある程度落ち着くと思いますが、DDJ-FLX4の新品売価が44000円。
DDJ-400よりも11000円高いとなると、恐らく落ち着いたとして3~35000円。
DDJ-400の新品売価とほぼ変わらない相場感になると予想します。
新品よりも確実に状態が悪い上に、状態の良し悪しの程度が分からないものを買うのはあまりおすすめしません。
どこで買うべきか
pioneer dj製品は基本的にディスカウントがないのでどこで買ってもほぼ同じです。
よく使う実店舗が近くにあるなら各楽器店
楽天Amazonyahooなどでポイントを集めているならポイント統合
田舎でもサポートが欲しいならオタイレコード
バンドマン兼任ならサウンドハウス
こんなところでしょうか。