おわりに:補足説明
さて、ここから先は興味ある人の為向けの話です。配信できればどうでもいいと言う人はまた後ほどリンクを貼るので次の記事をご覧ください。
補足説明1 PC MASTER OUT設定をすると何故ステレオミキサーやIFなしで配信ができるのか
技術的な仕様についてはパイオニアDJに問い合わせするのが一番確実かつ早いので、これからする話はおそらくこうなんじゃないかくらいの話です。
ミキサー設定にコントローラーと連動してソフト上でつまみが動く「インターナル」モードを搭載している事、ソフトウェア上で処理された音源がPCスピーカーから流れてくるという形をとっています。
従って、仮想ステレオミキサーのようなものを使わなくてもRecordbox DJ内でいわゆる「ループバック」ができているのだと考えられます。
何故マイクが使えないか、使うとしたらどんな方法を取るか
マイクが使えないのはDDJ-400のFAQに記載があります。

マイク端子を使ってMASTER端子(メインのRCA)にマイク音声を載せることはできますが、録音はできませんという事です。
目ン玉ひん剥くレベルで音声設定項目を探したり色々と試しましたが、ドライバの設定項目に見当たらない事から、DDJ-400のマイク端子は従来のIFにおけるインプットの役割を果たしていません。
オーディオIF内に取り込んで処理していないので、そもそも機能自体がカットされているものと推測します。
しかしながら、設定ユーティリティが少ない分、非常にシンプルでわかりやすい音声入力設定や、各種記事でコントローラーとしてこれだけ高機能でRBからお値段据え置きという点も含めて大絶賛されているのもまた事実なわけです。
従ってマイク入力が備わっていないのもまぁ仕方ない、というか当然シワ寄せが来る部分かと納得せざるを得ないです。
前モデルのDDJ-RBやSB2なら独自のドライバが備わっているので、マイクも使えるんじゃないでしょうか。(適当)
もし、マイクを使いたいのであれば、単一指向性を持ったUSBマイクが一番安価。
ただ、私は使ったことがないので音質面での保証ができないです。
音楽制作をするというのであれば、オーディオインターフェイスとダイナミックマイクを購入すると言うのも勿論有り。
マイクはぶっちゃけなんでも。安い事で有名なXM8500とかどうでしょうか。
インターフェイスを今から買うとするなら個人的には STEINBERGから発売のUR22c、YAMAHAから発売のAG03を持ち出し用含めて検討しています。
前者はハードウェア性能的にコストパフォーマンスが高く、後者は接続端子の豊富さからユーティリティが高いです。
しかしながら、AG03も昨今の配信ブームを受けて値段が高騰していますので、入手は大変そうです。