日本で一番ヤバいラブライバー DJ「神と和解せよ」の正体を暴く 前編

2019年11月14日

どうも、アヘバス管理人です。

なんと、今回は人生初!!インタビュー記事です!

アニリミ界隈の方は一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

神と和解せよ さんです!

DJなのか、トラックメイカーなのか、はたまた日本で一番やばいラブライバーなのか、肩書と名前の印象が先行しすぎて全く実体が分からない、謎の人物にアヘバス管理人が気になっていることを直接!聞いてみることにしました。

Q1.どのような経緯でアヘ顔バッドアスギークを知ったか教えて下さい

神と和解せよ:(以下、神)前のアニリミの記事※1がツイッターで回ってきて、普通だったらあんまり見ないんですよ。でも、アニリミに対する傾向と対策っていう考え方が、僕のDJのアプローチと似ているんで、同じようなことを考えているような人がいるんだなぁって思って見てみた感じですね。

まくたん:(以下、ま) ありがとうございます。あの記事は確かに(このブログの中では)反響が大きかったです。それ以前に確か「神と和解せよのことも特集せんかい」※2って聞いて空リプ頂いてなかったでしたっけ。

神:そうっすね。…何でも噛み付いていくスタイルなんで。

ま:怖っ!

神:や、噛み付いているつもりはないですけど、そういう個人を特集している記事があるなら是非!と。まぁ、アレ※3は正直タイトルで完結しているんで見なかったですけど(笑)

ま:確かに、Twitterで色々なリミックス界隈の人がRTしていたし、すでに知っている人に向けて、というよりは、今後アニリミを掘っていく人達のためにこんな人がいることを知ってほしいっていう内容なので、これをきっかけにお話ができるのが嬉しいです。

  • ※1 前のアニリミの記事 アヘバスに投稿した 2019年アニソンRemixの傾向と対策 という記事。本インタビューと大きく関係しており、遠征で数々の実績を残す神と和解せよ氏とセトリの構築理論が似ているということなので、迷っているなら参考にして欲しい。
  • ※2「神と和解せよのことも特集せんかい」 神と和解せよインタビュー実現以前にTwitterの空リプをまくたんの友人のRT経由で知り、空リプで牽制しあい、ようやくDMという平安時代の婚姻のようなやり取りを経て対談が実現することになる。古のオタクはスタイルを重んじる。

Q2.神と和解せよは名古屋に縁がある?

ま:Kleem LO氏をご存知ということは、名古屋を拠点に活動されているんでしょうか?色々な場所に遠征されている印象が強く、所在は勿論、出自やDJネームや色々謎が多いので、そのあたりが謎を解く鍵なのかと思っています。

神:名古屋ではなく、東京ですね。ただ、(DJ活動の)最初の頃から名古屋にすごく縁があって、僕の友達が名古屋の人達とすごく仲が良くてそこで、「オタク」として印象づけされたと思っています。

まくたん:DJとしてではなく、オタクとして?

神:そうです。そもそも、「神と和解せよ」はDJとしての名義ではなくて普通にオタクとして活動する為のアカウントで、ラブライブを見るためだけのアカウントです。だから、プロフィールにもなんにも書いていないですし、別にDJって名乗っているわけではないです。

―あっ、確かに…

神:固定ツイートも別にね、Aqoursの声優の高槻かなこさんが「全リプしますよ」※4って言ったのに、俺にはくれなかったっていう…しかも、なんか特徴のある事を書いてねって言うから「無職です!」って書いたら、あの…完全に無視されてしかもそれが身内で滅茶苦茶さらされてるっていうね。

問題のつぶやきがこちら。

ま:これはキッツい…(笑)

神:だから、もう「そういう甘い誘いには乗らないぞ」っていうね、戒めを込めてます。徳川家康がやったように自分の醜態を絵にして残しておくみたいなのと同じ感じです。

ま:ウ○コ漏らしてるやつだ!※5

神:そうですそうです。だからアレ(固定ツイート)は徳川家康のイズムです。やっぱ、天下人に習っていこうという精神です。

ま:神も歴史に学ぶんですね!

神:そうですね。それこそ傾向と対策なんで、やっぱり。

  • ※4「全リプしますよ」 ブレイク前の声優が使える特権。何でも(全リプ)するとは言ってない。
  • ※5 ウ○コ漏らしてるやつだ! 徳川家康三方原戦役像の事。武田信玄との戦いで命からがら逃げ帰った徳川家康は馬上で脱糞したとされており、敗戦の屈辱を忘れないために肖像画を描かせ、現代まで残っている。

Q3.DJを始めたきっかけを教えて下さい

神:名古屋で俺をDJと引き合わせたnishi(@nadeshiko_yuz) と言う男がいるんですが、そのnishiがトレンドセッターというか、アンテナが異様に高いやつなんですよ。トレンドの出来方みたいな有名な動画※6があって最初に踊っている人、2番目に踊っている人が出てきたらその後みんなメチャクチャに踊りだすみたいな動画があるんですよ。

※6 ムーブメントの出来方みたいな有名な動画 プレゼンテーション番組、TED. ムーブメントの起こし方の事。

ま:あーはいはい(やべっ、全然知らねぇ)

神:「大体、最初に踊っている奴はタダのコンプラ※7なんですよ。そのコンプラを面白ぇ!って真似をすると、その真似をする人達が続々と現れて爆発的なムーヴメントになる言う動画の中でだいたい2番目に踊っている奴がnishiなんですよ。

だから、基本的には何をやっているのかわからない、nishi自体はただ(誰かの)真似をしているだけなんですけど、2015年にイベントを開催して、その時はアニクラもアニリミも全く分からず「あー、そういうのがあるんだー」くらいにしか思ってなかったんです。で、2回目の出演は2018年。

ま:めちゃめちゃ最近じゃないですか!!

神: そうなんですよ。2018年に名古屋のmyboom!!ってイベントがあって、その時に初めてちゃんと「神と和解せよ」名義を使って外でDJをしてその時に何故かわからないんだけど、メチャクチャウケて。あぁ、DJちゃんとやろうって思ってスタートしました。

  • ※7 コンプラ 過激な発言のため校閲が入っています。内容は想像におまかせしますが、特定の個人の人格や尊厳を損なうような意図の発言ではありませんので、ご理解お願い致します。

Q4.何故「神と和解せよ」なのか。

ま: 本人を目の前にして言うのもどうかと思うんですが、私の仲間内ではこんなふざけた名義は田舎者の我々が知らなかっただけで、アニリミDJ界の重鎮だと勝手に思い込んでいたんですが、まさかの芸歴1年、ピッチピチのビギナーということで非常に困惑しています。この機会に責任をとって頂きたいと思います。

神:そのへんに関してはすごくよく聞かれるんですよ。あれですよ、その、キリスト教好きなんですか?とか、そういう看板巡りをしているんですかとか…※8

ま:火の玉ストレートだ※9

神:まぁ、直球でよく聞かれるんですけど、これはマジな話、神と和解せよという単語には全く意味がないです。逆に、こうオタクで活動していこうと思った時に全然関係ない単語でやっていこうみたいに思ったんですよね。で、神と和解せよというワードがどっから来ているかって言うと僕、その当時…今も好きなんですけど、格闘ゲームが好きでストリートファイター3rd STRIKE(以下3rd)っていうカルトゲーム※10を一時期ちょっとやって大会に出たり、動画毎日見たりしてたんですよ。

ま:えっ、大会!?

神:とは言っても、エントリーすれば出られるような大会なんですけどね。で、闘劇っていうデカイ大会※10 に見に行ったりもしてました。2009年の闘劇が個人的に好きで、今話題のももちさん※11が3rd勢だった時に準決勝から一人で全タテして優勝した回なんですよ。

出た、賞金10万円!!※11

神:そう、そのももちさんです。で、その闘劇の一回戦くらいで負けてる「神と和解せよ」って言うチームがあって、出てる人に思い出があったわけでもないし、何より(闘劇の感想は)名古屋の伝説のももちさんすげー!って言う印象しかないんですけど、トーナメント表を見た時にそのチーム名が滅茶苦茶かっこいいなって思ってゆるゆりのユイフナミ(船見結衣)が好きって言うのと同じくらいのバイブス※12でつけました。

ま:印象深い試合を観た時のトーナメント表の単語が一緒に紐付けられているわけですね。

神:そうなんです。だから、特に意味はなくてさっき言ってた看板の話とか聖書のフレーズとか言う話は後から知ったくらいで、宗教的な空気を醸し出しているつもりは僕自身全く無いです。

ま:世界の謎がまた1つ解けてしまったようです。

神:良かったです。毎回この話を説明するのが滅茶苦茶長くて、ましてや3rdの事なんか知らない人は分かんないじゃないですか。格ゲーのチーム名でとか…ただ一言でいうと、アノニマス的な、ノーネーム的な意味でそこに自分の好きなパッと見てフレーズを当てはめていくみたいな感じなんですけどねー。※13

ま:思考としては我々かなり似てるかもしれないですね。私、名義は「まくたん」っていう名前でやっていますが、ブログ名はアヘ顔バッドアスギークですから…

神:そういう感じで僕としては特に意味のない単語なんですけど…

―結構気に入っていますよね?

神:結構気に入ってますね。人名っぽくないハンドルネーム※14、その上で(名前なのに)命令形で他人とまず被らない、漢字とひらがなが3文字ずつ、入り組んでいる字と単純な字の並びのバランスがすごくいい。変なハンドルネームをつけようとすると、どうしても下ネタに行きがちで変態的なワードを織り交ぜていくみたいなアプローチをしがちだけど、「神と和解せよ」にはそういう臭さもないので。

ま:滅茶苦茶気に入っているのがひしひしと伝わってきます。3rdの話や2000年代前半のハンドルネーム文化みたいなもの※15に具体的に何がとは言えないけれどそういう空気を求めているんじゃないだろうかという風に感じますね。

  • ※8 神と和解せよ 聖書におけるコリント信徒への手紙二 5章11~21節における有名な文言。また、その文言が書かれた日本聖書配布協力会の作った看板のこと。北関東を中心に民家等に貼られており、神と和解せよ氏が言うように看板を追いかけるフリーク的な人は一定数存在するようである。
  • ※9 火の玉ストレート 社会通念上、酒の席で避けるべき話題として「政治」「野球」そして、「宗教」と言った所謂タブーに対して直球に切り込んでいく様。フロアでチンパンになるのは勝手だが、理性ある大人としてこの4つのことは酒の席で話さないほうがいい。
  • ※10 STREET FIGHTER 3rd STRIKE というカルトゲーム1997年にリリースされたカプコンの2D格闘ゲーム、ストリートファイター3の最終調整Verの事。開発自体はとっくの昔に終了しており、2008年に続編のスト4がリリースされ、キャラ追加や難易度調整が試行錯誤されていたにも関わらず、2014年にNesica対応で復刻されるという手厚い対応、2019年現在も未だにオンライン対戦ができるレベルで競技人口が存在する等、その色褪せない存在感から伺い知れる程度にはカルト的な人気を誇る。
  • ※11 闘劇っていうデカイ大会 エンターブレインが主催している現在のe-sportsがまだe-sportsと言われる前から開催されているの先駆け的な存在の大規模な格闘ゲーム大会。米国で開催されるEVOと同程度の知名度を誇る。
  • ※12 賞金10万円で今話題のももちさん 執筆当時の2019年に話題になったプロの格ゲーマーに起こった悲劇のこと。 JeSU(日本eスポーツ協会)主催のストリートファイターVの大会で優勝したももち氏がJeSUのライセンスがなかったために大会の優勝賞金500万円が10万円に減額されるという事で大きな騒動となった。 ねとらぼさんの記事がその争点についてわかりやすく解説している
  • ※13 バイブス vibes 雰囲気、ノリ、テンションと言ったアッパーなフィーリングの事を指す単語。適度に使わないとアホだと思われるがバイブスはバイブスとしか言いようがない。類義語としてアニクラにおける「優勝」がある。
  • ※14 アノニマス、ノーネーム 順番に匿名、名無しを意味する単語であり、掲示板サービスにおけるデフォルトのハンドルネーム。
  • ※15 ハンドルネーム インターネット上における自身の名前の事。ラジオネームやペンネームなどと同義である。
  • ※16 ハンドルネーム文化 インタビュー当時に想定している時代背景としてはおもしろフラッシュ黄金時代の98~02年。森喜朗がイット革命と発言して物議を醸したあたりの頃を指している。

前半を終えて

と、言うことで今をときめく人気DJ、「神と和解せよ」氏の正体を暴くと題して前半はここまで。

テープを聞き返しながら文章を起こしていると、神と和解せよという名義に意味はないこと、トレンドセッターのフォロワーのフォロワーである等、文中ではアノニマスやノーネームを装う一方で、アイデンティティーに関しては確たるモノを備えており、説得力を感じました。

特に3rd STRIKEを端に発するハンドルネームの吟味と言うのは個人的にはかなり重要なポイントかなと思いました。説明を聞くと理解が通るにも関わらず、コンテキストを深く理解しなければ全く意味が通用しないという点はアノニマス・ノーネーム的なと言うところで表されたように「特別に扱われたくない」と定義しつつも「深い共感、コンテキストの共有」を図ることでしか臨めない世界観を「神と和解せよ」という一言で言い表しており、このやり方は真似をしようと思っても相当難しい。

これを直感でできるレベルでクレバーな人物、あるいは嗅覚が鋭いのではないかと感じます。

(もっとも、氏は徹頭徹尾、「神と和解せよ」という単語に意味はないという事を述べており、額面通りに受け取れないアヘバス管理人の想像力が逞しすぎるだけだ、と反論を受けると思います)

個人的には3rdの話が出てきてとてもノスタルジーを感じたので、3rd STRIKEといえばこれ!ウメハラ背水の逆転劇を紹介しておきます。こういうの見るとスキルゲームをやりたくなりますね。

3rdといえばウメハラVSジャスティンの最終試合の動画はあまりにも有名だが…。

折り返し地点でDJの話から大きく脱線している予感もする「神と和解せよ」インタビュー。後半はDJ活動の事を中心に深く掘り下げていきます。

後編がリリースされました!是非よんでください!!

神と和解せよ 出演イベント情報

10月31日 秋葉原あるけみすと #0回き
11月3日 恵比寿Batica #びとぶれ[常磐道あおり運転](B2B yamakagebeats)
11月9日 渋谷nagomix #サブカリ
11月15日 大阪Triangle #トラニメ[yamakagebeats fanclub](B2B hallycore)