どうも、アヘバス管理人です。
今回は前回紹介したヘッドホンの選び方講座に引き続き、おすすめモデルについて紹介します。
低価格のものからハイエンドまでまんべんなく紹介していくつもりです。
金額別にヘッドホン紹介
- アンダー10000円
- 平均20000円
- 20000円以上
この分け方で紹介していこうと思います。
アンダー10000円
予算はあんまり出せないけど、ちゃんとしたものを使いたい人におすすめ。
平均20000円
このあたりで定番モデルがしのぎを削りあっている状態。
どれを購入しても作りはまともなので、後はサウンドの好みやスタイルで決めてください。
所有しているモデルの殆どがこれという事もあるので、この価格帯のものから選ぶことをおすすめします。
20000円以上
20000円超えてくると、ハイエンドモデルの群雄割拠状態になり、値段の高低はマチマチだが、ただ、高いだけあってやっぱり物は良い。
全体的にどのパートもきれいに聴かせる+メーカーの味付けが気にいるかどうかが選ぶときのポイントになるので、人には自信を持って勧めづらい。
あくまでも、こういう世界もある、という位置づけ。
アンダー10000円のおすすめモデル
オーディオテクニカ ATH-PRO5X
某タワーレコードで試聴機に採用されているDJヘッドホンの現行最新モデル。
前々モデルは買う気がしないが使えないことはないと言う印象。前モデルは典型的なドンシャリで、ハイがキツい印象で、これもイマイチでした。しかし、現モデルで成熟したと行っても過言ではないほどにバランスが整えられた印象があります。
低価格帯オーテクのポップスに強い元気な音の印象はそのままに、各パートが聞き分けられる程、解像度が高くなりました。
低価格のDJヘッドホンを探しているなら間違いなくオススメ。
Pioneer DJ HDJ-CUE1
アンダー1万円なら前述のATH-PRO5Xとこれの2択ですね、パイオニアDJのエントリーモデルHDJ-CUE1
各帯域がクリアに聞こえるのでトラック数が多くなりがちなアニソンDJにピッタリです。
もちろん他のジャンルでも十分通用するレベルの低音出力は確保しているので、音楽ジャンルは選びません。
旧pioneerの頃のエントリーミドルクラスのヘッドホンと比べてハイがきつくないので、個人的にはものすごく使いやすくなった印象があります。
しかも安い。この値段でこれだけ使える音を出すヘッドホンなら迷う余地はないんじゃ無いかなと思います。
強いて欠点を挙げるとするなら、価格帯が価格帯なのでプラスチックな質感が目立つ事とミルスペック認証がない事でしょうか。
上位機種はMIL-SPEC準拠※1なので、DJブースからの落ちたくらいでは壊れないですが、hdj-cue1は他のpioneer dj製ヘッドホンと比べると強度的に強くないと言えるでしょう。
とは言え、ミルスペックに関してはまぁ気休めみたいなものなので、本当無茶苦茶ひねり出してこういう欠点があります、位の話です。
なお、ミルスペックに関して考察を上げているので、神経質な方は読まないほうがいいポストのリンクを貼り付けておきます。
また、ハウジングのサイズがオーバーヘッドとオンイヤーの中間くらいのサイズなので、使用感覚の好みがはっきりしているのであれば、積極的に選ぶ理由がありません。
とりあえず入門者はこれ使って試して見てもっとアタック感が欲しいならオンイヤー型、楽曲の量感を探っていきたいならオーバーヘッドと言うことで選ぶ楽しみが出てくるかと思います。
20000円以下のおすすめモデル
ゼンハイザー HD25
コンフォートとは正反対の頭を捻り潰すような側圧、片方しか可動しないヘッドバンド、折りたたみ機構を廃しているため、小さいカバンの中ではかさばる大きさ、安っぽいプラスチック製のハウジング、リケーブルは可能なものの六角レンチが必要なこと、他のヘッドホンと違って右出しのケーブル、昨今の機種と比較して小さなドライバ径等、新世代のヘッドホンと比べると見劣りする場面があります。
ただ、スペックで食わず嫌いをしているあなたは訝りながらでもいいからこのヘッドホンを手に取り、いつもより気持ちボリュームを上げてかっ飛べそうな曲――例えば、ロック、ベースミュージック、ヒップホップを聞いてほしい。
その瞬間前述した全ての懸念がぶっ飛ぶ程度に最高の音を鳴らしてくれます。
レビュー記事も上げているのでよかったら御覧ください。
オーディオテクニカ ATH-m50x
カテゴリとしてはDTMのモニターヘッドホンでの用途を想定して作っているようなのですが、基本的に薄味のヘッドホンが多い中でしっかりとした量感のある低音が出るATH-Mシリーズのハイパフォーマンスモデルです。
ATH-Mシリーズはそれぞれ価格帯で20x30x40x50xとありますが、中途半端に下位モデルを購入するのであれば前述したATH-PRO5xがかなり優秀なので、DJ用として2~40のモデルを検討しなくてもいいかなと言う感じです。
(スタイルのこだわりはあるけど予算が…と言う場合は下位機種を選べばいいと思いますが)
出自がモニターヘッドホンということもあり、EQミックスの際の音の見え方、EQの効き方がわかりやすいです。
音数が多くなりがちなポップスやアニソンDJで尚且きれいに繋ぎたい方や、オーバーイヤーヘッドホンが良い方、スイベル機構でモニタリングポジションを固定したい方はおすすめです。
通常の白黒のラインナップに加えて、限定カラーを定期的にリリースしておりカラーバリエーションが豊富であることも魅力。
某DJVtuberがブルーのモデルを使っていることから今後もしばらく人気になるのではないでしょうか。
こちらも、HD25同様レビュー記事を上げていますので、詳細が気になる方は御覧ください。
余談ですが、Amazonセールの常連なので、狙っている方で色にこだわりがない方はAmazonで買うのが一番いいです。
Pioneer DJ HDJ-CX
hd25クローンの最新版。
色々なんか無理矢理言葉を使ってアピールするよりかはもう、一言ではっきり言います。
ヘッドバンドにpioneer djと刻印されたhd25です。
hd25、音が好きなんですが、ユーティリティ面でやっぱり作りの古さを感じてしまうわけで、そこの難点を解消してきたのがこのhdj-cx。
両耳のハウジングの可動機構と、左出しケーブル(hd25は右出し)リケーブル可能なバヨネットケーブルでhd25の音質でヘッドバンドにこういう機能が嬉しいのになぁ〜を全部叶えてくれました。
お値段は無印hd25よりも上がりますが、コイルとストレートの2種類のケーブルが付いてくる事を考えればまぁ、hd25 plusよりは安いしいいのかなと思います。
メンテ性やリケーブルという観点で見るとhd25に軍配が上がりますが、細かいユーティリティ面ではhdj-cxが遥かに上です。
改造とかそういうのに興味が無いのであればこちらの方が使いやすいだろうなという印象。見た目通り華奢なので、扱いはHD25よりも丁寧さが求められるかと思います。
20000円以上のおすすめモデル
V-moda Crossfade m-100
リプレイスメントパーツがちょっと手に入りにくい事、付属品にポータブル用のショートコードしかないのが欠点ですが、ハイレゾにも対応してくる高解像度ドライバを採用しているだけあって音は抜群に良いです。
また、オーバーイヤータイプとは思えないコンパクトさなのですが、50mmの大型ドライバを採用しており、先だって紹介したATH-m50Xよりも華やかでクリアな音がします。
EDMのレジェンドDJ、Aviciiが使用していたことから人気に火がついた事もあり、ポップスもそうですが、エレクトロを楽しくダイナミックに鳴らしてくれる印象があります。予算が許すなら非常にオススメ。
余談ですが、DJで使うなら追加でコイルケーブルも買っておいたほうがいいと思います。
Pioneer DJ HDJ-10x
実売価格 4万円と、ちょっとしたDJ機材が買えるような価格のヘッドホンです。
V-moda同様、ハイレゾ対応で周波数レンジも抜群に広く、当然のごとく、50mmの大型ドライバ。
おまけに高耐久製品のベンチマークである、MIL-SPEC認証を取得したということで米軍装備並みの耐久性と、まぁなんというかスペックオバケ。
贅の限りを尽くしてみました、というモデルです。
ちなみにハウジングがカーボンにアップデートされた限定モデルHDJ-X10Cが59900円で発売されていました。
半端なプレイヤーやDJコントローラーでは鳴らし切ることができませんが、それでもハイエンドのその先、男のロマン、見てみたくなるのが人の性ですね。
まくたんのヘッドホンは?
一応参考までに私自身は何回かヘッドホンを交換していますが、現在はHDJ-CXをメインのヘッドホンとして使用しており、ATH-m50xはDTM勉強中で作業をする時に使っていますが、時々DJでも使います。
おすすめするならわざわざ購入までに至ったこの2機種、もしくは平均10000円の項でおすすめしたHDJ-CUE1です。
参考になれば幸いです。