今回はPCDJ用のPC解説。WindowsかMacで悩まれる方は多いと思いますが、結局どっちが最適解なのか、について。
結論
所属しているコミュニティのスタンダードに合わせること
アヘバス管理人は大学生だったその昔、論文添削でひどく修正された覚えがあるので、最初に結論を提示します。
使うPCをWindowsにするか、Macにするかを決める際に一番重要なことは所属しているコミュニティのスタンダードに合わせることです。
ここでいう所属しているコミュニティとは、例えば大学のサークルや、DJを行う際のレギュラーパーティー、気軽に飲みに行けるDJの友達が所持しているノートPCのブランドと可能な限り統一することを指します
私のようにウェブでトラブルシューティングを掲載して悦に浸る好き者もいるにはいますがごく少数です。ウェブに欲しい情報が落ちているとは限らないので、気軽にトラブルシューティングに付き合ってくれる楽しい仲間が持っているPC、おすすめのPCを使うほうがトラブルを可及的速やかに解決することができます。
従って、頼りになる知人友人、先輩がいるなら極力同じ物を使いましょう。
詳しい人が近くにいない場合はMac
これからDJを始めるけど、PCに詳しい知人友人がいない。
そういう人はMacを選びましょう。
Windows系のTipsブログを書いている私がこういう事を言うのは不本意ですが、情報の精度についてはともかく、トラブル対処法の多くはMacで解説している物が多いです。
私自身は WindowsでPCDJを使っているので今後もしばらくはWindowsでのPCDJに関して話していくつもりです。参考になるポストがあればぜひご覧いただければと思います。
DJ向きはMac?Windows??
他の判断材料として、どちらのほうが向いているか、ということも気になるポイントだと思います。DJという用途に限定して結論を言うとどちらかと言うとMacです。
次回の記事で詳しく解説しますが、利点として以下の4点
- オーディオ系のドライバソフトがシンプルで不具合が起きにくい
- パーツ系が統一されておりトラブル特定がWindowsよりも早い
- CDJと外付けメディアの共有が容易なこと
iTunesがWinよりも動作が優れていること※1
※1 2020年のOS刷新でitunesが無くなり楽曲管理は「music」アプリになりました。
これによってDJソフトとの連携機能が失われたため、アドバンテージが弱くなりました。
デメリットは初期費用が高く付きがちなことですが、十分な資金力があるのであれば、特別な努力をしなくてもMacの方が軽快に使えます。
お金の力と熱心なユーザーが残したインターネット上のナレッジベースの物量で全て解決できます。
結局どちらを選ぶかは人それぞれ
ただ、コスパが良いからPCDJを勧めているのにPCが高いとは本末転倒も良いところ。
Winを選択するポイントは以下の2点。
- コスパ重視
- コミュニティにWindowsユーザーが多い中でMacを選ぶほど、Macが優れているわけではない
・コスパ重視
イニシャルコストは圧倒的にWinの方が安いです。
安い上に数値上のPCスペックがあまり変わらないので、同じ値段で1.5倍くらいハードウェア性能が上がります。
ハードウェア性能が上がると良いことは以下の2点
- 高負荷作業でも動作処理が遅くなったり、止まったりしない事
- 曲のブラウジングが楽になる
このあたりがDJのとっての大きな恩恵ですね。
・コミュニティにWindowsユーザーが多い中でMacを選ぶほど、Macが優れているわけではない
1番大きいポイントです。
所属しているコミュニティにMacユーザーが全くいないのに、Macを購入しても享受する利点はそんなにないです。所詮ノートPC。
WinにしてもMacにしてもできることはほぼ変わらないです。
そして、何よりアヘ顔バッドアスギークがそういう人の為の受け皿的なブログメディアを目指しているので、読者の皆さん、一緒に頑張りましょう。
余談であり本題 Mac?Windows??
さて、結論を申し上げたところで今回の本題。
そもそも、PCDJの事を調べる際にMacかWindowsか?なんて言われても分からないと思います。私もPCが好きでなかったらこんな事は調べたりしないし、恐らく周囲の人が使っている環境に合わせてPCを購入したと思います。
さて、今回の話の本題。そもそも、MacとWindowsとは何か。についてこれから話をします。
2つともPCにインストールされているOS(基幹システム)の事を指す単語です。
そもそもPCとは?OSとは?
そもそもPCとは計算機です。本来的には計算した結果を出力する機能しかありません。この計算する物理部分をハードウェアといいます。
ハードウェアの進化発展に伴って、最初は入力した数値の計算結果を紙に印字する程度のことしかできなかったのが、やがてディスプレイに計算結果を別の動作として出力する事ができるようになりました。
例えばマシンのパワーを使って音楽、動画の再生や、写真の表示、発展的な動作であれば動画を制作したり、音楽を作ったりできるようになりました。
人間が分かるように画面上に鮮やかに表示されている情報は、実はすべてハードウェアによる計算処理の結果が画面や音声という違う情報に出力されているというわけです。
画面上に映しだす事ができるのは、PC内の計算結果によって画面に情報を映し出すように命令している命令書があるからです。
命令書のことをプログラムと言います。
例えば音楽を再生する場合は
- 楽曲の選択画面を表示する
- 音楽を再生/停止を支持する
- 早送り/巻き戻し
- 再生順をシャッフル
- それぞれのボタンを押すことでアイコンの表示方法を変える
等々、様々なプログラムが連携しあってようやく音楽再生しています。
これらの一つ一つのプログラムが塊になったものをソフトウェアと言います。ソフトウェアを動かして、ハードウェアに計算させるためのソフトのことを「OS」と言います。
そして、「OS」の代表選手にそれぞれWindows、Macと言うものがある、というわけです。
MacとWindowsはどう違うの?
さて、前項でMacやWindowsが「OS」の事を指しているというのは理解ができたと思います。
MacとWindowsの違いは、OSを作っているメーカーが違います。
Macとはアップル・コンピュータが作っているOSで、現在はアップル製のPCにしか搭載されていないものになります。従ってMac OSを使う場合は必ずアップルのPCを使うことになります。
Windowsはマイクロソフトと言うメーカーが作っているOSになります。
Macとは対象的に世の中の殆どのPCに採用されているOSになります。
メーカーが違うと設計思想、つまり動作の為の根幹の考え方が大きく変わります。
この話は無茶苦茶長くなるので、詳細を知りたい方のために別記事で詳しく解説しました。
まとめ
- 日常的に言われるWindowsやMacはOSの事
- DJで使う場合有利なのはどちらかと言うとMac
- ノート型のPCはWinにしろMacにしろできることに大差がない。
- これから買うのであれば所属しているコミュニティの採用率が高いOSを使った方が良い